こんにちは。
家電とおもちゃのブログ運営者のなおさんです。
ミニ四駆の72mmシャフト貫通を調べているあなたは、ホイール貫通って本当に必要なのか、1.7mmと1.8mmのどちらで開けるべきなのか、ピンバイスだけでまっすぐ加工できるのか、気になっているところだと思います。
特に、ホイールが抜ける、ギヤ抜けが起きる、ジャンプ後にタイヤがブレる、B-MAXでどこまで加工していいのか、逆履きやホイールプーラーは必要なのかなど、細かい疑問が一気に出てきますよね。
うん、足回りは小さいパーツなのに奥が深いです。
この記事では、ミニ四駆の72mmシャフト貫通について、ホイール貫通の効果、72mmシャフトを使う理由、ピンバイス加工、1.7mmドリルと1.8mmドリルの使い分け、ブラック強化シャフト、B-MAXでの注意点まで、初めて加工する人にも分かりやすく整理していきます。
読み終わるころには、あなたのマシンに72mmシャフト貫通を入れるべきか、入れるならどこに気をつけて加工すればいいのかがかなり見えやすくなるはずですよ。
ミニ四駆72mmシャフト貫通の基本
まずは、ミニ四駆で72mmシャフト貫通を行う意味から整理していきます。
いきなりドリル径や工具の話に入ると迷いやすいので、最初にホイール貫通で何が改善されるのかを押さえておくと、その後の加工判断がかなりラクになります。
72mmシャフト貫通は、単なる上級者っぽい見た目の加工ではありません。
ホイールの保持力、タイヤの回転精度、シャフトの横ズレ、トレッド幅、逆履き、車検幅まで関わる、かなり実用寄りの足回り加工です。
マシンが速くなるほど、足回りの小さなズレが大きな差になるので、ここを理解しておくとセッティングの考え方が一段クリアになりますよ。
ホイール貫通の効果

ホイール貫通の一番分かりやすい効果は、ホイールが抜けにくくなることです。
キットをそのまま組んだ状態のホイールは、シャフトを差し込む穴が奥で止まっている袋状の構造になっています。
つまり、シャフトはホイールの中に少しだけ刺さっている状態なんですよ。
低速で走らせるだけなら、それでも大きな問題は出にくいです。
ただ、速度が上がってくると話が変わります。
ジャンプ着地、コーナーでの横方向の力、クラッシュ時の衝撃が重なると、浅く刺さったシャフトだけではホイールを支えきれないことがあります。
そこでホイールの軸穴を貫通させ、72mmシャフトを奥まで通すと、シャフトとホイールが接触する面積が増えます。
接触面積が増えれば、プラスチックの弾性でシャフトをつかむ力も大きくなります。
結果として、走行中のホイール脱落をかなり抑えやすくなるわけです。
もうひとつ大きいのが、回転精度です。
シャフトが浅く刺さっているだけだと、ほんの少し角度がズレただけでも、タイヤ外周では大きなブレとして出ます。
これが走行中の振動や抵抗になり、せっかくのモーター出力を前に進む力へ変えにくくしてしまうんですね。
ホイール貫通を行うと、シャフトがホイールの長さ方向にしっかり通るので、回転軸が安定しやすくなります。
もちろん、加工が曲がっていれば逆効果になることもありますが、きれいに加工できた貫通ホイールは、直進時のブレや駆動ロスを減らすうえでかなり頼れる存在です。
浅い差し込みで起きやすいこと
未貫通のホイールでは、シャフトが入っている部分が短いため、ホイール側の軸穴が少し広がるだけで固定力が落ちやすくなります。
何度も着脱したホイールがゆるくなるのは、まさにこの状態です。
走行前は大丈夫そうに見えても、数周走ったあとにタイヤが少し外側へ出ていることがあります。
これ、見たことある人も多いはずです。
さらに、ジャンプ着地で片輪だけ強く衝撃を受けると、ホイールがシャフトに対して斜めに力を受けます。
浅い差し込みだと、この力に負けてホイールが外へズレたり、軸穴が広がったりします。
スピードが出ているマシンほど、この小さなズレが完走率に響きます。
ホイール貫通の主な目的
- ホイールの抜けを防ぎやすくする
- タイヤの回転ブレを抑える
- 駆動ロスを減らしやすくする
- ギヤ抜けやシャフトの横ズレを防ぐ
- 逆履きやトレッド調整の幅を広げる
初心者のうちは、ホイール貫通と聞くと上級者向けの加工に見えるかもしれません。
でも実際には、速さを伸ばすためだけでなく、マシンを壊れにくくするための足回り対策としてもかなり重要です。
特に立体コースで完走率を上げたいなら、早めに理解しておきたい加工かなと思います。
ミニ四駆全体の改造順序を先に整理したい場合は、ミニ四駆を速くする改造順序の解説もあわせて読むと、足回り以外とのつながりも見えやすいですよ。
大事なのは、ホイール貫通をしたから必ず速くなる、というより、速さを受け止める土台が安定するという考え方です。
モーターを強くする、ギヤ比を攻める、ブレーキを詰める。
その前に、タイヤがまっすぐ回って、ホイールが抜けない状態を作る。
地味ですが、ここがしっかりしているマシンは強いです。
72mmシャフトを使う理由
ホイール貫通でよく出てくるのが、72mmシャフトです。
ここで疑問になるのが、なぜ普通のシャフトではなく72mmを使うのか、というところですよね。
一般的なキット付属のシャフトは、シャーシやホイール構成にもよりますが、72mmより短いものが使われることが多いです。
そのままホイールを貫通させても、シャフト長が足りなければホイールの奥までしっかり届きません。
つまり、貫通加工をしても接触面積を十分に増やせないわけです。
72mmシャフトを使うと、左右のホイールを深く固定しやすくなります。
さらに、ホイールの装着位置を少し外側に出したり、逆履きにしたり、シャーシやタイヤとの干渉を見ながらトレッド幅を調整したりできます。
これが、72mmシャフト貫通が足回りセッティングの定番として使われる理由です。
ただし、長ければ何でもいいわけではありません。
ミニ四駆には公式競技での車体寸法があり、最大幅は一般的に105mm以下とされています。
72mmシャフトでホイールを外へ出しすぎると、タイヤや保護用のゴム管が車検ボックスに干渉する可能性があります。
車体寸法の基準については、タミヤ公式の公認競技会規則で最大幅などが示されています(出典:タミヤ「ミニ四駆公認競技会規則」)。
幅を広げすぎると車検に通らない場合があります。72mmシャフトを使うと調整幅は広がりますが、公式競技や店舗レースでは大会ごとのルール確認が必要です。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、72mmシャフトには種類があります。
ノーマルシャフト、中空ステンレスシャフト、ブラック強化シャフトなど、それぞれ重さや曲がりにくさ、ホイールの抜けにくさが違います。
ここを分からずに選ぶと、せっかく加工したのにブレが出たり、逆にメンテナンスしづらくなったりします。
地味だけど大事なところです。
72mmでできる調整は意外と多い
72mmシャフトを使うと、ただホイールを奥まで差すだけでなく、ホイールの位置を細かく調整できます。
タイヤを少し内側に寄せたい、逆に少し外側へ出して安定感を出したい、ベアリングとの接触を避けたい、逆履きでリムの位置を使いたい。
こうした微調整がしやすくなります。
ただ、調整できる幅が広いということは、ズレたまま組んでしまう余地もあるということです。
左右のホイール位置が微妙に違うと、マシンが片側へ流れたり、コーナーで挙動が不安定になったりします。
72mmシャフトを使うときは、左右の出幅をそろえる確認もセットで考えたいですね。
| 見るポイント | 確認する内容 | ズレたときの症状 |
|---|---|---|
| 左右の出幅 | タイヤの外側位置が左右でそろっているか | 直進で片側へ流れやすい |
| 軸受けとの隙間 | ホイール小口がベアリングに強く当たっていないか | 回転が重くなる |
| 車体幅 | タイヤやゴム管が105mm内に収まるか | 車検不合格の可能性 |
| シャフト先端 | 金属がむき出しになっていないか | 安全面と車検面で問題 |
72mmシャフト貫通は自由度が高いぶん、最後の確認が大切です。
組んで終わりではなく、回して、見て、幅を測って、もう一度回す。
少し面倒ですが、この確認をやるかどうかで完成度がかなり変わりますよ。
ギヤ抜けを防ぐ仕組み
72mmシャフト貫通は、ホイール抜け対策だけでなく、ギヤ抜け対策としても役立ちます。
ギヤ抜けとは、走行中の衝撃でシャフトが左右にズレて、ギヤの噛み合わせが悪くなったり外れたりするトラブルです。
ミニ四駆の駆動は、モーターの回転がピニオンギヤ、カウンターギヤ、クラウンギヤ、スパーギヤなどを経由して、最終的に六角シャフトとホイールへ伝わります。
このとき、シャフトが横方向に動いてしまうと、ギヤの位置も微妙に変わります。
これが積み重なると、異音が出たり、駆動が抜けたり、走行中に急に失速したりするんですね。
ホイールを浅く差している状態では、左右からシャフトを押さえる力が弱く、衝撃でシャフトがスライドしやすくなります。
一方で、ホイール貫通をして72mmシャフトをしっかり保持できるようにすると、左右のホイールがシャフトを深くつかみ、横方向のズレを抑えやすくなります。
もちろん、ギヤ抜けはシャーシの摩耗、ギヤの組み合わせ、軸受けの状態、クラウンギヤの向きなども関係します。
72mmシャフト貫通だけで全部解決するわけではありません。
ただ、足回り側からシャフトの横移動を抑えるという意味では、かなり効きやすい対策です。
ギヤ抜け対策はひとつではありません。
ホイール貫通、ギヤ位置の確認、軸受けのガタ取り、シャーシの摩耗チェックをセットで見ると、原因を絞り込みやすくなります。
個人的には、ジャンプ着地後に急に駆動音が変わるマシンや、何度もホイールが少し外へズレてくるマシンは、72mmシャフト貫通を検討する価値が高いと思います。
走っている最中のトラブルを減らせるだけでも、レースではかなり大きいですからね。
ギヤ抜けのチェック手順
ギヤ抜けが疑わしいときは、まず走行後のホイール位置を見ます。
走る前よりタイヤが外側へ出ているなら、シャフトが動いている可能性があります。
次に、シャーシを手で持ってタイヤを軽く左右に押してみます。
ここでシャフトごとカタカタ動く場合は、ホイールの保持力や軸受け周辺のガタを疑います。
さらに、ギヤカバーを外してスパーギヤやクラウンギヤの位置を確認します。
ギヤが片側へ寄りすぎていると、プロペラシャフトやカウンターギヤとの噛み合わせが浅くなる場合があります。
走行中に一瞬だけ駆動が抜けるような音がするなら、ギヤの位置ズレも見ておきたいです。
ギヤ抜けが起きやすいサイン
- ジャンプ後に急に駆動音が変わる
- 走行後にホイール位置が外へズレている
- タイヤを左右に押すとシャフトごと動く
- ギヤの噛み合わせが浅く見える
- 同じ場所で毎回失速する
72mmシャフト貫通は、このうちシャフトの左右移動とホイール保持力に効きます。
ギヤそのものの位置やシャーシの摩耗までは直接直せませんが、足回りから原因を減らせるのは大きいです。
レースで突然止まるトラブルは精神的にもキツいので、予防できるところは先に潰しておきたいですね。
逆履きで広がる調整幅
ホイール貫通をすると、逆履きというセッティングも使いやすくなります。
逆履きとは、ホイールを通常とは反対向きに装着する方法です。
ざっくり言うと、スポーク面やリムの向きを変えて、外側に出る形を変えるセッティングですね。
逆履きの狙いは、単に見た目を変えることではありません。
大きな目的は、フェンス乗り上げ時のリカバー性を上げることです。
ジャンプ後にマシンが少しズレて着地したとき、タイヤの角やホイールの出っ張りがフェンスに引っかかると、そのままコースアウトしやすくなります。
逆履きにすると、ホイールのリム側をうまく使って、フェンスに接触したときに滑るような動きを作れる場合があります。
この滑り落ちる動きが、いわゆるスリップダウン効果です。
うまくハマると、コーナーやジャンプ後の壁接触で粘りが出ます。
ただし、逆履きだけで劇的に安定するわけではありません。
効果を出しやすくするには、タイヤの径や幅、リムとの段差、ローラー位置、ブレーキの効き方も関係します。
特にペラタイヤと組み合わせると、ホイールリムとタイヤ外径の差を調整しやすく、逆履きのメリットを活かしやすいです。
反対に、タイヤが大きすぎたり、リムがうまく外に出ていなかったりすると、逆履きにしてもあまり意味がないことがあります。
ここ、けっこう落とし穴です。
形だけ逆履きにして満足するより、コースでどう接触するかを見るのが大切かなと思います。
ジャンプ直後の着地や壁接触で悩んでいる場合は、ミニ四駆の0枚着地攻略とセッティング解説も参考になるはずです。
72mmシャフト貫通は、着地姿勢やリカバー性ともかなり関係があります。
逆履きが向く場面
逆履きが向きやすいのは、フェンスに触れたときの引っかかりを減らしたい場面です。
たとえば、ジャンプ着地で外側へ流れやすいレイアウト、着地直後にコーナーがあるレイアウト、デジタルコーナーやウェーブでマシンが暴れやすいレイアウトなどですね。
ただし、逆履きでトレッドが広がりすぎると、ローラーとの位置関係や車体幅に影響します。
タイヤが外に出ることで安定感が増す場合もありますが、コース壁に触れる位置が変わって抵抗が増えることもあります。
良いことばかりではないんです。
逆履きはセットで考える加工です。
ホイール貫通、タイヤ径、リムの出方、車体幅、ローラー位置をまとめて見ると、効果を判断しやすくなります。
個人的には、逆履きは一発で正解を出すというより、コースに合わせて微調整するセッティングかなと思います。
72mmシャフト貫通をしておけば、ホイール位置を少しずつ詰められるので、逆履きの検証もしやすくなります。
ここが貫通加工の面白いところです。
シャフト素材の選び方

72mmシャフト貫通で見落としやすいのが、シャフト素材の選び方です。
ホイールをきれいに貫通できても、シャフトが曲がっていたり、用途に合っていなかったりすると、足回り全体の精度が落ちてしまいます。
よく候補に上がるのは、ノーマルシャフト、中空ステンレスシャフト、ブラック強化シャフトです。
それぞれ特徴が違うので、まずはざっくり比較してみましょう。
| 種類 | 特徴 | 向いている使い方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ノーマルシャフト | 扱いやすく精度が安定しやすい | 練習用から実戦まで幅広い用途 | 抜けにくさは強化系に劣る場合がある |
| 中空ステンレスシャフト | 軽量で駆動負荷を抑えやすい | フラット寄りや軽量化重視 | 衝撃で曲がりやすい場合がある |
| ブラック強化シャフト | 抜けにくく強度が高い | 立体コースやB-MAX系の安定重視 | 初期曲がりの選別が必要 |
| ハードシャフト | 高強度系として扱われる | 曲がりにくさ重視 | 入手性に注意 |
| チタンシャフト | 軽量かつ高強度寄り | こだわりの軽量足回り | 入手困難な場合が多い |
最初に選ぶなら、私はノーマルシャフトかブラック強化シャフトが扱いやすいと思います。
ノーマルシャフトはクセが少なく、加工後のブレ確認もしやすいです。
ブラック強化シャフトはホイールから抜けにくいので、立体コースでの安心感があります。
中空ステンレスシャフトは軽さが魅力ですが、激しい立体コースで何度もコースアウトすると曲がるリスクがあります。
軽いのは正義、でも曲がったら終わり。
そんなパーツです。
また、どのシャフトでも真直度の確認は大事です。
ガラス板やセッティングボードの上で転がして、妙に上下に揺れないかを確認します。
新品でも完全に真っ直ぐとは限らないので、ここは面倒でも見ておきたいところです。
迷ったときの選び方
- まず試すならノーマルシャフト
- 抜けにくさ重視ならブラック強化シャフト
- 軽量化重視なら中空ステンレスシャフト
- 立体コースでは曲がりにくさを優先
シャフト選びはコースで変わる
フラット寄りのコースなら、軽量で回転抵抗を抑えやすい中空系を試す価値があります。
車体を軽くして、加速や伸びを狙う方向ですね。
一方で、ジャンプや着地が多い立体コースでは、軽さより曲がりにくさや抜けにくさを優先したほうが結果的に安定することが多いです。
特にB-MAXのようにパーツを多く積む構成では、マシン全体が重くなりやすいです。
重いマシンがジャンプから落ちると、足回りにはかなり強い衝撃が入ります。
その場合、シャフトが軽いかどうかより、曲がらないこと、抜けないこと、ズレないことのほうが重要になる場面があります。
シャフトは小さいので軽視されがちですが、タイヤとホイールを支える軸そのものです。
ここが曲がっていると、どれだけ良いモーターやギヤを使っても、駆動がきれいに路面へ伝わりません。
足回りを詰めたいなら、シャフトの選別はかなりコスパの良いチェックですよ。
ブラック強化の注意点
ブラック強化シャフトは、72mmシャフト貫通との相性がかなり良いパーツです。
表面の食いつきが強く、ホイールが抜けにくいので、ジャンプ着地やクラッシュが多いコースでは頼りになります。
B-MAX系のようにマシン重量が増えやすい環境でも、足回りの保持力を上げやすいです。
ただし、ブラック強化シャフトには注意点もあります。
まず、初期状態で曲がっている個体が混ざることがある点です。
強度が高いから全部精度が高い、というわけではないんですよ。
ここはちょっとややこしいところ。
曲がったシャフトを貫通ホイールに使うと、ホイールをどれだけ丁寧に加工しても回転ブレが出ます。
しかもブラック強化シャフトは抜けにくいので、一度きつく入れてしまうと外すのも大変です。
だから、取り付ける前に必ず転がしチェックをしておくのがおすすめです。
次に、抜けにくいぶんメンテナンスが難しくなります。
1.7mmのタイトな穴にブラック強化シャフトを入れると、保持力は強いですが、後からシャフトを抜くのがかなり大変です。
ラジオペンチで無理に引っ張ると、シャフトに傷が入ったり、ホイールの軸穴を歪ませたりすることがあります。
ブラック強化シャフトを使うなら、最初からホイールプーラーを用意しておくと安心です。
高価な専用品でなくても、自作プーラーや代替工具を使えば、ホイールへのダメージを抑えながらシャフトを押し出しやすくなります。
ブラック強化シャフトは便利ですが、雑に扱うと足回りを壊しやすいです。
抜けにくさを優先するほど、取り外し時のリスクも上がります。
加工に不安がある場合は、経験者や専門店に相談し、最終的な判断は専門家にご相談ください。
私なら、初めての72mmシャフト貫通では、まずノーマルシャフトで加工精度を確認し、慣れてからブラック強化シャフトを本命ホイールに使います。
最初から最強構成にいくより、失敗しにくい順番で進める。
これが結局、いちばん安くて早いことも多いですよ。
ブラック強化を使う前の確認
ブラック強化シャフトを使う前には、最低でも真直度とホイールへの入り方を確認したいです。
シャフトを平らな面で転がして、片側が浮くような動きがないかを見ます。
次に、加工済みホイールへ軽く当てて、入る感触を見ます。
最初から極端に硬い場合は、無理に叩き込む前に穴径やバリを見直してください。
硬すぎる状態でゴムハンマーを強く使うと、シャフトが曲がったり、ホイールが割れたりすることがあります。
ブラック強化は頼れる反面、力技との相性はよくありません。
慎重に少しずつ。
ここは焦らないほうがいいです。
ブラック強化シャフトは本命用に向きます。
ただし、練習なしでいきなり本番ホイールに入れると、外せなくなって困ることがあります。
まずは不要ホイールで保持力を体感しておくと安心です。
ミニ四駆72mmシャフト貫通の実践
ここからは、実際に72mmシャフト貫通を行うときの加工手順と注意点を見ていきます。
加工そのものはシンプルに見えますが、ドリル径、穴の中心、バリ処理、クリアランス調整を雑にすると、せっかくの貫通加工がブレの原因になります。
ミニ四駆の加工は、少しのズレが走行で大きく出ます。
特にホイールは常に回転するパーツなので、穴の傾き、バリ、シャフトの曲がり、ベアリングへの接触がそのまま抵抗になります。
ここからは、失敗しやすいところを先に潰すつもりで読んでみてください。
ピンバイス加工の手順

ホイール貫通で最も使いやすい工具は、ピンバイスです。
電動ドリルでも穴は開けられますが、回転が速すぎると熱でプラスチックが溶けたり、刃が一気に食い込んで斜めに進んだりします。
初めてなら、手でゆっくり回せるピンバイスのほうが失敗しにくいです。
基本の流れは、いきなり太いドリルを入れずに、細いドリルから段階的に穴を広げることです。
最初から1.7mmや1.8mmを入れると、刃が中心から逃げやすく、ホイールの軸が斜めになることがあります。
基本の加工手順
- ホイール裏側の中心を確認する
- 1.0mm程度の細いドリルで下穴を開ける
- 1.5mm程度で穴を少し広げる
- 1.7mmまたは1.8mmで仕上げる
- バリを取り、シャフトを慎重に通す
- シャーシに装着して回転ブレを見る
ポイントは、ピンバイスを強く押し込みすぎないことです。
力で押すというより、刃が自然に削って進むのを待つイメージですね。
焦るとほぼズレます。
うん、ここは本当にゆっくりで大丈夫です。
ホイールの中心には、裏側に小さなくぼみがあることがあります。
このくぼみをガイドにして、できるだけ垂直に下穴を開けます。
ドリルを回している途中で傾いたと感じたら、無理に修正しようとせず、いったん抜いて角度を確認したほうが安全です。
穴が貫通したら、外側にバリが出ます。
このバリを残したままシャフトを通すと、ホイールがまっすぐ座らなかったり、逆履き時に面が荒れて抵抗になったりします。
デザインナイフやヤスリで軽く処理して、平らにしておきましょう。
最後に72mmシャフトを通すときは、手で無理やり押し込まないほうがいいです。
硬い作業台にホイールを置き、シャフトを垂直に立てて、ゴムハンマーなどで少しずつ叩くと安定しやすいです。
金属ハンマーで強く叩くとシャフトやホイールを傷める可能性があるので、ここも慎重にいきたいところです。
加工前に準備したいもの
最低限ほしいのは、ピンバイス、1.0mm前後の細いドリル、1.5mm前後のドリル、仕上げ用の1.7mmまたは1.8mmドリル、バリ取り用のヤスリやデザインナイフです。
加えて、平らな作業台、滑り止めになるマット、シャフトを打ち込むためのゴムハンマーがあると作業しやすいです。
安全面では、指の位置に注意してください。
小さなホイールを指でつまみながらドリルを回すと、刃が抜けた瞬間に指へ当たることがあります。
ミニ四駆の工具は小さいですが、ドリル刃は普通に鋭いです。
細かい作業ほど油断しやすいので、そこだけは本当に気をつけたいですね。
一度で完璧を狙わないのがコツです。
不要なホイールで下穴、仕上げ穴、シャフトの入り方を試してから本命ホイールを加工すると、失敗率をかなり下げられます。
1.7mmと1.8mmの使い分け

ホイール貫通でよく迷うのが、1.7mmと1.8mmのどちらのドリルを使うかです。
たった0.1mmの違いですが、ミニ四駆のホイール軸穴ではかなり大きな差になります。
1.7mmは、ホイールの六角穴をできるだけ残しながら貫通させたいときに向いています。
PP系の柔らかめのホイールなら、1.7mmで通すことでシャフトの食いつきが強くなり、抜けにくい貫通ホイールを作りやすいです。
ただし、1.7mmはかなりタイトです。
シャフトを入れるときも抜くときも力が必要になり、メンテナンス性は下がります。
ブラック強化シャフトと組み合わせると、かなりガッチリ固定されますが、そのぶん外すときに苦労します。
一方、1.8mmは少し余裕を持たせた加工になります。
シャフトの抜き差しがしやすく、カーボン強化ホイールのような硬めの素材でも割れにくい方向に振れます。
レース中にホイールを交換したい人や、頻繁に足回りを組み替える人には扱いやすいです。
ただ、1.8mmは六角穴の角を削りやすく、使い込むとホイールが緩くなることがあります。
特に柔らかいホイールで何度も着脱すると、保持力が落ちやすいです。
抜き差ししやすいけど、長期保持力は落ちる可能性がある。
そんなイメージですね。
| ドリル径 | 向いているホイール | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 1.7mm | PP系の一般的なホイール | 保持力が高く抜けにくい | 抜き差しが硬くメンテが大変 |
| 1.8mm | カーボン強化ホイールなど | 抜き差ししやすく割れにくい | 緩みやすくなる場合がある |
私の考え方としては、抜けにくさ重視なら1.7mm、扱いやすさ重視なら1.8mmです。
初めて加工するなら、いきなり本命ホイールにいかず、余っているホイールで1.7mmと1.8mmを試して感触を見るのがかなりおすすめです。
なお、ホイールの素材や個体差によって最適な径は変わります。
加工後にシャフトがスカスカなら使いにくいですし、逆にきつすぎてシャフトが曲がるようなら本末転倒です。
数値はあくまで一般的な目安として見てください。
選び方の実用目安
立体コースでホイール抜けを防ぎたい、ホイール交換の頻度が少ない、本命ホイールを長く使いたい。
この場合は1.7mm寄りで考えるとよいです。
保持力が高いので、ジャンプやクラッシュに対して安心感があります。
一方で、足回りを頻繁に分解する、ホイールをいろいろ試したい、カーボン強化系の硬めホイールを使う。
この場合は1.8mmのほうが扱いやすい場面があります。
無理にタイトにしすぎると、ホイール割れやシャフト曲がりのリスクが出ますからね。
迷ったら、ホイール素材とメンテ頻度で決めるのがおすすめです。
抜けにくさだけを見て1.7mmにすると、後で外せなくて困る場合があります。
逆に、楽さだけで1.8mmにすると、走行中に緩みやすくなることがあります。
治具なしで開けるコツ
専用治具があれば、ホイール貫通の精度は出しやすくなります。
ただ、最初から全部そろえるのは大変ですよね。
ピンバイスとドリルだけで加工する場合は、いくつかのコツを押さえるだけでも失敗を減らせます。
まず大切なのは、ホイールを手で持ったまま空中で加工しないことです。
手持ちだと、ドリルを回す力でホイールが少しずつ動きます。
これが軸ズレの原因になります。
できれば平らな作業台にホイールを置き、動かないように軽く固定してから作業したいです。
次に、ドリルの角度を正面と横から確認します。
人間の目は一方向だけだと意外とズレに気づきません。
上から見てまっすぐでも、横から見ると傾いていることがあります。
少し回しては角度を確認する。
地味ですが、これが効きます。
また、下穴を開けるときは、1.0mm程度の細い刃を使うのがおすすめです。
細い刃は曲がりやすいので強く押してはいけませんが、中心を決めるには扱いやすいです。
下穴さえきれいに通れば、その後の1.5mm、1.7mmへの拡張も安定しやすくなります。
身近なパーツを治具代わりにする方法もあります。
たとえば、10mm六角マウントをガイドにしてビスをまっすぐねじ込む方法です。
長めのキャップスクリューを使い、六角マウントの面をホイールに当てながら少しずつ進めると、ドリルとは違う形で貫通穴を作れます。
この方法は、ドリルで丸く削るというより、ねじ山で内側を押し広げるような加工になります。
保持力を残しやすい反面、力の入れ方を間違えるとホイールが割れたり、穴が荒れたりする可能性があります。
慣れていない場合は、やはり不要ホイールで練習してから本番がおすすめです。
加工中のケガには注意してください。
ピンバイス、ドリル刃、シャフト先端は小さくても鋭いです。
作業時は無理な力をかけず、手を刺さない位置で固定してください。
さらに精度を求めるなら、ホイールシャフトブレードのような専用工具も選択肢になります。
六角形に近い形で穴を作りやすく、ドリル加工特有の丸穴化を抑えやすいのが魅力です。
ただし、工具にも相性や使い方があるので、最初は基本のピンバイス加工を理解してから導入するほうが失敗しにくいかなと思います。
治具なし加工で起きる失敗
治具なし加工で多い失敗は、穴が斜めになることです。
見た目では少しの傾きに見えても、タイヤ外周では大きなブレになります。
回したときにタイヤが上下に揺れる、横へ波打つように見える、片側だけ接地が強い。
こうなると、足回りの抵抗が増えやすいです。
もうひとつ多いのが、穴を広げすぎる失敗です。
ドリルを何度も通し直したり、斜めになった穴を無理に修正したりすると、軸穴が丸く大きくなります。
すると、シャフトの六角がホイールをしっかりつかめず、走行中に緩みやすくなります。
治具なしで精度を上げるコツ
- 必ず細い下穴から始める
- ホイールを平らな場所で固定する
- 一方向だけでなく横からも角度を見る
- ドリルを押し込まず、軽く回して進める
- バリ取り後にシャフトの入り方を確認する
治具なしでも、丁寧にやれば十分使える貫通ホイールは作れます。
ただし、量産したい人や、毎回同じ精度を狙いたい人は、専用治具を検討してもいいと思います。
時間を買う道具。
そんな位置づけですね。
ホイールプーラーの必要性

72mmシャフト貫通を始めると、かなり高い確率で欲しくなるのがホイールプーラーです。
ホイールプーラーとは、ホイールに刺さったシャフトをまっすぐ押し出すための工具です。
貫通ホイールは、抜けにくいのがメリットです。
でも、抜けにくいということは、メンテナンス時にも抜けにくいということです。
特に1.7mmで加工したホイールにブラック強化シャフトを入れた場合、素手で外すのはかなり厳しいことがあります。
そこでラジオペンチでシャフトをつかんで引っ張りたくなりますが、これはあまりおすすめしません。
シャフト表面に傷が入ると、軸受けやホイール穴を傷める可能性があります。
また、斜め方向に力がかかると、ホイールの軸穴そのものが歪んでしまうこともあります。
ホイールプーラーを使うと、シャフトの軸方向にまっすぐ力をかけやすくなります。
つまり、ホイールをこじらずにシャフトだけを押し出せるわけです。
精度を出したホイールを長く使いたいなら、かなり大事な道具だと思います。
市販品もありますが、身近な金具やスペーサー、使用済みプロペラシャフトなどで自作する人もいます。
コの字型のブラケットクランプをフレームにして、中央に押し出しピンを合わせる構造です。
ネジの力でシャフトを押し出すので、手で引っ張るよりずっと安定します。
自作プーラーの考え方
- ホイール本体を固定するフレームを用意する
- シャフト先端に押し出しピンを正確に当てる
- ネジの力でシャフトをまっすぐ押し出す
- ホイールをこじらない構造にする
ただし、自作工具は強度や精度が人によって変わります。
押し出しピンがズレた状態で力をかけると、逆にシャフトやホイールを傷める可能性もあります。
加工工具は便利ですが、雑に使うと破壊工具になります。
ここは本当に注意です。
貫通ホイールを何セットも作る予定があるなら、ホイールプーラーは早めに用意したほうがいいです。
逆に、まず1セットだけ試す段階なら、無理に外さない前提で組むのもアリです。
抜く必要が出てから焦るより、最初に外す方法まで考えておく。
これが安心ですね。
プーラーがないときの注意
プーラーがない状態でホイールを外す場合、ペンチでシャフトをつかんでグリグリするのは避けたいです。
どうしても外すなら、ホイール本体に曲げ方向の力をかけないようにし、シャフトの軸方向へまっすぐ力をかける意識が必要です。
ただ、きつく入った貫通ホイールは、無理に外すよりそのまま専用セットとして使い切るほうがよい場合もあります。
特に本命ホイールの軸精度が出ているなら、無理な分解で壊すのはもったいないです。
メンテナンスする前提のホイールと、固定して使う本番用ホイールを分けるのもアリですよ。
| 外し方 | メリット | リスク |
|---|---|---|
| ホイールプーラー | 軸方向に押し出しやすい | 工具の精度が低いとズレる |
| 自作プーラー | 安価に作れる場合がある | 強度不足や位置ズレに注意 |
| ペンチで引く | 手軽 | シャフト傷やホイール歪みが出やすい |
| 外さず使い切る | 精度を壊しにくい | メンテナンス性は低い |
B-MAXで許される加工

B-MAX系のレギュレーションでは、基本的にパーツ無加工が重視されます。
そのため、ホイール貫通をしていいのか不安になる人も多いと思います。
ここ、かなり大事です。
無加工寄りのレギュレーションでも、ホイールの車軸穴の貫通は例外的に認められる場合があります。
理由としては、重量が増えやすいマシンでホイールが抜けると、レース中のトラブルやパーツ飛散につながるからです。
つまり、速くするためだけの改造というより、走行中の安全性や完走性を守るための最低限の加工として扱われるわけですね。
B-MAX GPの競技会規則でも、ホイールの車軸用穴の貫通や、飛び出したシャフトをマルチテープやゴムパイプなどで保護する旨が示されています(出典:Basic-MAX GP「競技会規則」)。
ただし、レギュレーションは改定されることがあるため、参加する大会の最新案内を必ず確認してください。
ただし、すべての大会で完全に同じ扱いとは限りません。
B-MAX GP、店舗レース、ストック系クラス、独自レギュレーションの大会では、細かい解釈が違う可能性があります。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。
特に注意したいのが、シャフト先端の保護です。
72mmシャフトをホイール貫通で深く入れると、外側にシャフトの先端が出る場合があります。
この金属先端をむき出しにしたまま走らせるのは危険です。
コースを傷つけたり、他のマシンに当たったり、手に刺さったりする可能性があります。
そのため、外に出たシャフト先端には、ゴム管、ゴムパイプ、ボールキャップ、マルチテープなどで保護を入れます。
見た目の問題ではなく、安全面と車検面の両方で必要な処理です。
もうひとつ大事なのが、車両最大幅です。
72mmシャフトを使ってワイドトレッド化したり、逆履きにしたりすると、タイヤやゴム管が外へ出ます。
最大幅の基準を超えると、車検に通らない可能性があります。
一般的な公式規則では最大幅105mm以下が目安になりますが、最新の規則や大会ごとの案内を確認してください。
レギュレーションは必ず最新情報を確認してください。
B-MAXや店舗レースでは、同じ加工でも大会ごとに判断が異なる場合があります。
正確な情報は公式サイトをご確認ください。
最終的な判断は専門家にご相談ください。
コース環境による考え方を整理したい場合は、ミニ四駆の3レーンと5レーンの違いも役立ちます。
ホイール貫通は足回りの保持力だけでなく、コース幅や壁接触の考え方ともつながってきます。
車検で見られやすいポイント
72mmシャフト貫通で車検時に見られやすいのは、シャフト先端の保護、車体最大幅、タイヤ寸法、ホイールやタイヤの加工範囲です。
特にB-MAX系では、加工できる範囲が限定されることが多いので、ホイール貫通以外の加工と混同しないように注意しましょう。
たとえば、ホイールの車軸用穴の貫通が許可されていても、タイヤを削る加工まで自由とは限りません。
ペラタイヤを使いたい場合や、逆履きとあわせてタイヤ径を調整したい場合は、そのクラスで許可されているかを確認する必要があります。
ここを間違えると、せっかく作ったマシンが出走できないことがあります。
B-MAX系で確認したいこと
- ホイールの車軸穴貫通が許可されているか
- 飛び出したシャフトの保護方法
- 車両最大幅に収まっているか
- タイヤ加工が許可されるクラスか
- 店舗独自ルールがないか
私は、レース前に車検ボックスやセッティングゲージで自分でも確認しておくのが安心だと思います。
会場で初めて幅オーバーに気づくと、直す時間がないこともありますからね。
72mmシャフトは便利ですが、幅を攻めすぎると一気にリスクになります。
ミニ四駆72mmシャフト貫通の要点

ミニ四駆の72mmシャフト貫通は、単なるホイール抜け対策ではありません。
ホイールの保持力を上げる、回転ブレを減らす、ギヤ抜けを防ぐ、トレッド幅を調整する、逆履きを使いやすくするなど、足回り全体の安定感に関わる加工です。
特に立体コースでは、ジャンプ着地や壁接触の衝撃でホイールやシャフトに大きな力がかかります。
浅く刺さったホイールでは耐えきれない場面でも、72mmシャフト貫通でしっかり固定できていれば、トラブルを減らしやすくなります。
一方で、加工精度が低いと逆効果です。
穴が斜めに開けばホイールはブレますし、ドリル径を間違えると緩すぎたり、きつすぎたりします。
1.7mmは保持力重視、1.8mmは扱いやすさ重視。
これを基本に、ホイール素材や使うシャフトに合わせて選ぶのが大切です。
シャフト選びでは、ノーマルシャフト、ブラック強化シャフト、中空ステンレスシャフトの特徴を理解しておきましょう。
抜けにくさを求めるならブラック強化シャフトは強いですが、曲がりチェックと取り外し方法まで考えておく必要があります。
軽量化を狙うなら中空ステンレスも選択肢ですが、衝撃には注意です。
加工後は、ホイールと軸受けのクリアランスも確認してください。
ホイールを押し込みすぎてベアリングに当ててしまうと、せっかくの貫通加工が抵抗になります。
ほんの少しの隙間を残し、手で回してスムーズに回るかを見る。
この確認がかなり大事です。
そして、外に出たシャフト先端は必ず保護します。
速さより先に安全。
ここは絶対に外せません。
ゴム管やボールキャップなどで金属部分を覆い、車検幅にも収まっているか確認しましょう。
最後に押さえたいポイント
- 72mmシャフト貫通は足回りの保持力を上げる加工
- 加工精度が悪いと回転ブレの原因になる
- 1.7mmは抜けにくさ、1.8mmは扱いやすさ重視
- ブラック強化シャフトは選別と取り外し対策が大事
- シャフト先端の保護と車両幅の確認は必須
初めてなら、いきなり本番用ホイールを加工するより、余ったホイールで練習するのがおすすめです。
ミニ四駆の72mmシャフト貫通は、慣れるとかなり便利な加工ですが、最初の一歩は丁寧に。
そこを押さえれば、あなたのマシンの完走率と足回りの安心感はぐっと上がるはずですよ。
最初の一台でおすすめの進め方
最初の一台では、いきなりブラック強化シャフトと1.7mmでガチガチに作るより、まずはノーマルシャフトと不要ホイールで加工の感触をつかむのがおすすめです。
下穴を開ける、仕上げ穴を通す、バリを取る、シャフトを入れる、回転ブレを見る。
この流れを一度やるだけで、本番の失敗がかなり減ります。
次に、本命ホイールで同じ工程を丁寧に行います。
シャフトを入れたら、シャーシに装着してタイヤを手で回し、上下左右のブレを見ます。
ブレが大きい場合は、無理にそのまま使わず、ホイール側の加工精度かシャフトの曲がりを疑ってください。
最後に、車体幅、シャフト先端の保護、ホイールと軸受けの隙間を確認します。
ここまでできれば、72mmシャフト貫通としてはかなり実戦向きの状態に近づきます。
派手な改造ではありませんが、こういう基礎の積み上げが完走率を作ります。
ミニ四駆、やっぱり細部が面白いですよ。
この記事の結論です。
ミニ四駆72mmシャフト貫通は、抜け防止、回転精度、ギヤ抜け対策、逆履き、B-MAX対応まで関わる足回りの基礎加工です。
ただし、加工精度と安全処理が前提になります。
無理な加工や不安な作業は避け、必要に応じて経験者や専門店へ相談してください。

